ARTIST PROFILE

グラン・カナリア諸島出身。バレエ、スペイン古典舞踊を基盤とする踊り手。テネリフェのサンタ・クルスで活動を開始し、その後、移住したマドリードで伝説のフラメンコダンサーと名高いエル・グイト、マノレッテ、メルチェ・エスメラルダらと知り合い、カンパニーの一員として活動を始める。活動キャリアの中で、コルドバ・ナショナル・ダンスアワード賞やデスプランテ・デ・ラス・ミナス、マドリード・フェスティバルなどで多くの受賞歴を持つ。驚くほどの成熟したダンス、今世紀の偉大な踊り手を彷彿させる踊りの深さ、安定感、リズムを全身全霊で表現する。自身のカンパニーにおいて総指揮、振付、主演をこなし、作品「デステンプラオ」「テルセラ・ジャマーダ」「エル・エンシエロ・デ・アンナ・フランク」などを世界のステージで長きにわたり公演を行い、高い評価を得ている。
さらに、スペイン国際開発協力庁（AECID）、キューバ文化省などからフラメンコ文化を通して広く認知されており、恵まれない人への教育や芸術の学びのチャンスも提供する。
現在、世界各地で教室を開講するとともに、マドリードダンススクール「アモール・デ・ディオス」では定期クラスを開き、後輩の育成にも力を注ぐ。
（2013年）メキシコのテレビ番組「バイラモス・フラメンコ」の総指揮と主演。ケレタロ・フェスティバルの大使に任命。リズム体操ナショナルチームの振付担当。フィンランド、イスラエル、エルサレムのフラメンコ・フェスティバルで公演。（2014年）自作 「フラメンコ・アル・ナチュラル」でルナ賞受賞。「エル・エンシエロ・デ・アンナ・フランク」で8週間のオランダとデンマークツアー実施。マイアミでのフラメンコ公演、アムステルダムのコンセルトヘボウホールにて「フラメンコ・アル・ナチュラル」を催行。（2015年）「エル・エンシエロ・デ・アンナ・フランク」をメキシコのベジャス・アルテス宮殿にて初演。ケレタロ・フェスティバル参加。「フラメンコ・ポル・ラ・ビダ」初演。（2016年） コラル・デ・ラ・モレリアに特別ゲストとして参加。フラメンコ・マドリード・フェスティバルにて「エル・エンシエロ・デ・アンナ・フランク」を好演。エイラットイスラエルのワールド・ミュージック・フェスティバルに「フラメンコ・アル・ナチュラル」で参加。（2017年）雑誌「ネスプレッソ」にモデルとして出演。ケレタロ・フェスティバルのほか、ロンドン、マイアミ、イスラエル、ロサンジェルスなど世界各地のフェスティバルに参加。

マラガ生まれの舞踊家。アンヘリーナ・ダンス・スクールにて3歳より踊りを始める。その後、エンリケ・ビセンテ、アントニオ・ロペスらマラガを代表する踊り手に学び、プロとしての基礎を形成するとともに、マラガ・ダンス・アカデミーでラ・ルピに、アモール・デ・ディオス・フラメンコ・スクールでは、ベレン・ロペス、マルコ・フローレス、マヌエル・リニャン、アルフォンソ・ロサ、コンチャ・ハレーニョら名だたる踊り手から学び、踊りに磨きをかける。
幼少時よりダンスコンクールでの受賞歴があり、8歳までにセルタメン・デ・マラガ・パルケ・メディテラネオのフラメンコダンス部門で数回連続第１位を獲得するほか、スペインモダンダンス・ヨーロッパ大会において幾度となく優勝。14歳にしてコスタ・デル・ソルのホテルにおける公演に参加。16歳でカルメン・モタ・ダンス・カンパニーに所属し、マラガのカジノ・トレケブラーダやテネリフェのラ・ピラミデ・デ・アロナで公演を行う。その後、アントニオ・ナランホス・カンパニーの入団テストに参加するため奨学金を獲得し、マドリードに移住。「カジェターナ・ス・パッション」でセシリア・ゴメスと、「カルメン」ではラ・ルピ・カンパニーと共演。さらにアンダルシア・ダンス・カンパニーでアシスタントディレクター、振付を兼務。マリア“ラ・コネハ”のゲストアーティストとして、ドバイ王子を前に公演を行うほか、マドリードの有名タブラオであるラス・カルボネーラス、エル・カンンデーラ、サラ・エル・バルコでショーを行い、モスクワ、カイロ、南アフリカ、ボローニャ他、世界の劇場にも活動の場を広げる。

数多くの作品で様々なアーティストと共演した後、個人として初の作品「フラメンクロリカ」を作り上げ2015年にマドリードで初演。この作品が世に受け入れられその後、2016年マドリード・フラメンコ・フェスティバル、ティオ・デ・ラ・フリアナ・フェスティバル、コラル・デ・カルボン、オトーニョス・フラメンコス、アルブルケルケ国際フェスティバルなどで好演するなど現代における最も重要なアーティストの一人である。（2013年）アルフォンソ・ロサと「カミノ・フラメンコ」共演。アルブルケルケ国際フラメンコ・フェスティバル参加。（2014年）ヘスス・カルモナと「７バルコネス」で共演。コラル・デ・ラ・モレリア、タブラオ・ネプチューン（グラナダ）、テアトロ・プリンシパル（バルセロナ）カサ・パタス、カルダモモ、ロス・タラントスなど各地のタブラオに出演。（2015年）コラル・デ・ラ・モレリアに6カ月出演。（2016年） フラメンコ・マドリード2016、オトーニョ・フラメンコ、ティオ・デ・ラ・フリアナ・フェスティバル、コラル・デル・カルボンなど出演。（2017年）ラ・ユニオン・国際コンクールのセミファイナリスト。

マドリード生まれ。カンテ好きの父親の影響で、幼少期からフラメンコの集い、集会などに連れられ、若干7歳から唄を始める。フェルナンド・ロメロ・カンパニーにおいて16歳でプロデビューを果たす。現在、マドリード、バルセロナにおける著名なタブラオを中心に異なるカンパニーのカンテとして活動を行う。(2004年)マリア・フンカル・カンパニーの創設初期メンバーであり、以来ともに活動を行い、現在、フラメンコ・カンテにおいて、重要な活動を行う唄い手の一人である。エル・グイト、アンヘリータス・バルガス、アントニオ・カナーレス、アントニオ・レジェス、アルフォンソ・ロサ、ウィニィ・アマジャ、パコ・ペナ、その他多くの著名アーティストと共演を果たす。現在に至るまで、世界の名だたる劇場で興行を行い、素晴らしい拍手と名声を響かせている。

1979年、へレス・デ・ラ・フロンテーラ生まれ。テレモト、エル・ソルデーラ、ホセ・ソト、ソルデリータ、フアニャーレス、クーロ・カラスコ、ディエゴ・カラスコ等を輩出したソルデーラ家やテレモト家のような伝統的フラメンコ家系に生まれる。唄とギターを独学で学び、1999年、20歳でタブラオ “エル・ラガール・デ・パリージャ”でプロデビュー。多くのタブラオでの活躍後、ディエゴ・カラスコと共演し世界各地の公演を回る。(
2003年)アリカンテのコンクールで金賞、アルバテーラのコンクールで銀賞。（2004年）アルバテーラのコンクールで金賞、等。（2005～2008年）アントニオ・ガデス舞踊団の一員として、「血の婚礼」公演を世界各地で行う。2007年アドリアン・ガリア舞踊団、2009～2011年マラガのダンサー、ラ・ルピ舞踊団、2011～2014年マリア・フンカル舞踊団等の公演に数多く参加。2012～2013年、マラガの唄い手エル・カレーテとセビリアのビエナル、へレスのフェスティバルに出演。

マドリード生まれ。“カベージョ”の孫、“ホセレ”のいとこ。マリア・マグダレナ、ラ・タティ、クリストバル・レジェス、シロ、マノレテら巨匠といわれる踊り手の伴奏者としてギターの基礎をスタジオ「アモール・デ・ディオス」で学ぶ。ヌリア・カステジョン、ペペ・ルイス・カルモナとのフランス凱旋ツアーがプロとしての海外公演の始まりとなる。その後、レオ・アロンソ・クラッシック・フラメンコ・カンパニーに加入。妻であるロラ・マヨのギター伴奏としてメキシコ・シティで6カ月の公演を行う。スイスでのエステル・エレディアとの公演、クリストバル・レジェス指揮による有名タブラオ「ザンブラ」カンパニーの一員として4年間在籍し、その間、パリータ、ホアキン・コルテス、アントニオ・カナーレスらとともに活動を行う。イタリア、ベネゼエラ、中国などにおける長期公演、さらにフランコ・ゼフィレリ指揮によるオペラ「カルメン」の3カ月にわたるロングラン公演をラ・アレーナ・デ・ベロナで行う。ギタリスト兼作曲家としてマノレテと共演し、世界の有名劇場で公演を行う。その他、劇場用の楽曲制作、「ラ・カサ・デ・ベルナルダ・アルバ」「ロルカ・イ・マドレ」などのフラメンコ作品の作詞を手掛ける。アマルゴのギタリスト、音楽担当として、マックス賞を受賞。また、マリア・フンカルの音楽監督、作曲家としての活動で、アントニオ・ガデス賞を、そして彼女のために書き上げ、出演も果たした「エル・エンシエロ・デ・アンナ・フランク」ではデスプランテ賞を獲得する。